【スペシャルゼミ】映画「シン・ゴジラ」制作会社 (株)白組 岩木氏 来校!

毎回、各業界の最前線で活躍するクリエイターが来校して行われるスペシャルゼミ。
今回は、ハイクオリティなCG・アニメーション・VFX映像により「シン・ゴジラ」、「STAND BY ME ドラエモン」、「スーパーマリオRUN・CM」などの幅広い作品を扱う日本有数の映像制作会社である株式会社白組のプロデューサー兼株式会社スピードの代表取締役社長、岩木 勇一郎氏が登壇!

(株)白組には多くのHAL卒業生が就職しており、岩木氏もHAL卒業生であり、業界で活躍されているなかの一人です。

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授業の中ではCG業界に就職するために高めるべき力、そしてその力を高めるためのコツを岩木氏の経験談を交えながら、学生に伝えていました。卒業生ならでは目線で親しみやすく語られており、学生たちも自然と岩木氏とコミュニケーションをとって、楽しんでコツを吸収していました。

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最後には質問タイムがあり、「就職用作品集(ポートフォリオ)を見る際に注目するポイントは?」や「仕事のなかで嬉しいことは?」から「会社設立が目標ですが、アドバイスください!」というようにHAL卒業生の岩木氏だからこそ聞ける質問にひとつひとつ丁寧に答えてくれました。これから就職活動をして業界に就職し、活躍を目指す学生にとって、とても参考になる貴重な機会となりました。

【株式会社白組 HP】
http://shirogumi.com/

【株式会社 スピード HP】
http://speedinc-jp.com/index.html

【CG学部】アドビシステムズ株式会社~スペシャルゼミ開催~

世界で活躍するクリエイターがイラストやパッケージ、雑誌やジャケットなど様々なデザイン制作に使用しているアプリケーション「Illustrator」や「Photoshop」などを提供している、『アドビシステムズ株式会社』からエバンジェリスト:仲尾毅氏をお招きして、スペシャルゼミを開催しました。

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今回のテーマは「アドビが提供する次世代コンテンツ制作環境」です。最先端のツールを駆使することにより、作品制作の幅や作業工程の効率性などの「可能性を広げる」ことを目的とした内容でした。

今までPhotoshop、Illustratorなどの、クリエイティブソフトに精通してきた学生たちでしたが、様々な機能に驚かされていました。

例えば、修正するのに色々と苦労していた作業もボタン一つで解決する「AIテクノロジーが駆使された最新機能」や、手持ちのスマートフォンで手軽に加工が出来、且つPCとも連動することによって更に作業効率が上がる「モバイルとの連動性」など、

目の前で披露された最先端のツールを駆使した方法を目の当たりにして、色々な可能性が開けることに改めて気づかされたようで、仲尾氏のお話に熱心に聞き入っていました。

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▲アドビシステムズのソフト・サービス一覧。たくさんの種類が全世界で使用されています。

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▲スマホアプリのツールとPCが連動する一面の紹介です。

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▲真剣なまなざしで聴講している学生達。時には革新的なツールにどよめきもありました。

最後に仲尾氏から 「世界から見た日本は、『最もクリエイティブな国』として評価されている。その国で専門的な技術を学んでいる皆さんは『クリエイター』として自信を持っていいことです。自分の学んできたクリエイティビティを尊重し、学んだことを誇りに思ってください!」 という熱いメッセージを頂き、学生たちにとって、学びの多い講義になりました。

【アドビシステムズ株式会社】 http://www.adobe.com/jp/about-adobe.html

【CG映像学科・ゲームデザイン学科】テレビ朝日クリエイト 特別講義実施

今回は、テレビ番組、映画、イベント、CG、VFXなどの企画・デザイン・制作を手掛けているテレビ朝日クリエイトのCG制作局課長 渡辺 雅章氏にお越し頂きHAL東京のCG映像学科・ゲームデザイン学科の学生達に向けて特別講義を実施して頂きました。

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今回の講義テーマは「テレビ放送におけるオンエアグラフィックスについて」

オンエアグラフィックスとは、報道・情報・バラエティー・スポーツなどのTV番組でCG技術をリアルタイムに駆使して情報発信をすることです。

例えば天気予報のニュースでは、アナウンサーが話している横に日本全国の天気予報・気温などの画面が瞬時にでてきますよね。他にもスポーツ中継の際に、サッカーの試合でシュートを打った選手の情報が即座にでてきたり、M-1グランプリの審査員の点数表がすぐに発表されたりと、テレビの様々な場面でこの技術が使われています。

「テレビはおもしろくなければいけない」と語る渡辺さん。普段、何げなく観ているテレビの中にこのオンエアグラフィックスの技術がたくさん使われていることを知り、学生達も関心を持って講義を聞いていました。

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渡辺氏の講義に真剣に耳を傾ける学生達。

 講義の最後には、学生達が書いた質問表をもとに時間ぎりぎりまで答えて頂きました。

「今の仕事は楽しいですか」

「なぜこの仕事をしようと思ったのですか」

「テレビ朝日の仕事環境はどうですか」

学生達の質問に対し、渡辺氏もありのままお話していました!

 

学生から直接、渡辺氏に質問も!

業界で働く人に直接、話を聞ける貴重な機会です。

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「業界では幅広く技術を持っている人が求められています。どんな作品でもいいのでまずは作って見せることが大切。自分のやりたい仕事にこだわって今やっている勉強を一生懸命頑張ってください」

渡辺氏の言葉に学生達も大変刺激になったことでしょう。

 

株式会社テレビ朝日クリエイト HP

http://www.tv-asahi-create.co.jp/

 

【ロボット学部】石黒 浩氏 特別講義実施

6月中頃、世界的なロボット工学者で現在、大阪大学で教授としてもご活躍されている石黒 浩氏にお越し頂き、HAL東京のロボット学部の学生達に向けて特別講義を実施して頂きました。

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石黒氏は二足歩行ロボットや外見や動きが人間そっくりのアンドロイドなどの研究・開発をしています。最近ですと、日本テレビの番組『マツコとマツコ』に登場する、マツコ・デラックスさんそっくりのアンドロイド「マツコロイド」を制作!

「世界を変える8人の天才」に選出され、「世界の100人の生きている天才」でも上位に

ランクインするほど世界的にも有名なロボット工学博士です。

今回の講義テーマは「10年後・100年後・1000年後のロボットの未来」

人と対話するロボットや実世界で活動するロボットが今後、どんどん登場してくるという石黒氏。将来的に飲食店・旅行会社などの案内役をロボットが行うこともあるそうです!

また、石黒氏が手がけた「日清カップヌードルロボタイマー」の動画を見せて頂きました。ラーメンができる3分間の間にカップヌードル型のロボットが自由自在に動くというアイデアは、当時の日清の関係者が一目見てすぐ気に入り採用されたとのこと!

「アイデアひとつでいくらでもおもしろいことができる」という石黒氏のメッセージに学生達はみな、興味を持って聞いていました。

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石黒氏の講義に真剣に耳を傾ける学生達。

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石黒氏の講義は、どれも身近なものをテーマにしており、学生達に分かりやすいものばかりでした。講義中は常に学生達の笑い声で教室が大変盛り上がりました。

ありがとうございました。

 

大阪大学 HP

http://www.humanware.osaka-u.ac.jp/professor/ishiguro_hiroshi/

 

 

 

【ゲーム学部】水口 哲也氏によるスペシャルゼミ開催

今回のスペシャルゼミは、『セガラリー』、『スペースチャンネル5』、『Rez』、『ルミネス』など数々のゲームを世に生み出した、水口哲也氏にお越し頂き、ゲーム学部の学生を対象にスペシャルゼミを開催しました。

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水口氏はセガ・エンタープライゼス(現・セガゲームス)でゲームクリエイターとして活躍し、現在はエンハンス・ゲームズ(Enhance Games)の代表として第一線でご活躍されています。

 

今回のテーマは「世界的クリエイターが描くエンタテインメントの未来図」

自身が手掛けてきた作品について、当時の想いや体験談などを学生達にお話し頂きました。

 

水口氏が最初に手掛けた作品は『セガラリーチャンピオンシップSEGA』 (1994)

実在するラリーカーを操作し、順位やタイムを競うレーシングゲームで、現在のラリーゲームの元祖とも言える作品です。

実在のラリーカーをゲーム内で表現するために、国内外問わず自分で様々な車に乗ったという水口さん。「自分で体感したものをゲームにして、そのゲームをプロのドライバーとお客さんが一生懸命タイムを競っている姿を見た時は本当にうれしかった」と、当時の想いを学生達に語って頂きました。

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水口氏の話を真剣に聞く学生達

 

その後も『スペースチャンネル5』(1999-2002)・『Rez』(2001)・『ルミネス』(2004)・『Rez Infinite』(2016)など、水口氏の携わってきたゲーム制作の体験談に会場は大変盛り上がりました!

『スペースチャンネル5』はなんとあのマイケル・ジャクソン本人が出演を熱望したそうです!ゲームの持つ世界観が世界的エンターテイナーにも伝わり、当時の開発チームのメンバーは全員で拍手喝采だったそうです!

 

授業の最後には水口氏から学生達にメッセージを伝えて頂きました。

 

「これからもっとテクノロジーの変化が速くなる。思考を5~10年後にシフトして、今あるアイデアを書き留めておくことが大切。教育・医療・コミュニケーション・エンターテインメントの姿が変わりつつある現代では、どんな入口でヒットするゲームが生まれるか分からない。自分の可能性を狭めることなく、好きなものを思いきって勉強してください」

 

水口氏のメッセージは学生達に大きな気づきを与えてくれたことでしょう。

 

エンハンス・ゲームズ(Enhance Games) HP

http://www.enhancegames.com/