SOMPO美術館 山下清展に行ってきました!!

学生が新宿近郊のスポットを訪れた訪問記を紹介する「HAL生の社会科見学」コーナー
今回はコクーンタワーの向かいにあるSOMPO美術館の山下清展へ訪問した学生から

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学生広報担当 Tさん(CG学科)
今回私はSOMPO美術館へ行ってきました。SOMPO美術館はコクーンタワーの目と鼻の先に建っている美術館で、ゴッホのひまわりが展示されていることで有名です。今回の展示していたのは山下清という芸術家の生誕100周年を記念して開催された「生誕100周年 山下清展 百年目の大回想」というものでした。

山下清(1922-1971)とは、主に貼絵というものを用いた表現技法を使っておりその他にも鉛筆画や油彩、陶磁器なども使っています。山下清は放浪先で見た風景などを記憶しスケッチを取らずとも精巧な作品を制作することができました。また今回の展示では少年時代の作品から、晩年に制作した陶磁器なども展示されており、まさに百年目の大回想を様々な作品を通して感じられるような展示でした。
自分はなかなか貼絵を使った作品は見ることがなかったのでとても貴重な体験になりました。山下清の少年時代に制作した昆虫の貼絵から今回の展示のポスター等に使用されている長岡の花火を見比べてみるとやはり芸術家の作品は素晴らしいと感じました。長岡の花火といった大きな作品もとても魅力的ですが、個人的に気に入った作品は山下清が自分のサインだけでは喜ばないだろうということで書いていたリットルさかなという作品です。

シンプルかつとてもわかり易い作品となっており、可愛い感じでした。そして今回の展示ではとても多くの作品が展示されており、全て見て回るのに約2時間程度かかりました。そして最後のフロアには、ゴッホのひまわりが展示されて見ることができました。
まとめとしましては、山下清はやはり天才だなと感じたことですね。少年期の作品にしても画力がとても高く見ていてずっと「すごいなー」って感心していました。美術館という場所は芸術家の一生を感じられて、とてもいい場所だなと考えられました。

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学生広報担当 Uさん(ゲーム学科)
山下清さんを知らない人はこの人がどうゆう気持ちで人生を歩んできたのかがわかるような感じでしたし、知っている人はもっとより楽しめる展示会でした、ぜひまた機会があればまた行ってみたいなと思っています!!

その後SOMPO美術館で展示されているゴッホのひまわりも見てきました
ネットとかニュースとかでも観ていたはずなのに物凄く新鮮に感じました
山下清さんも油絵を描かれていていました
やはり油絵には写真ではない迫力がありました!

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<SOMPO美術館>
〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
美術館の詳細は公式HP

古代メキシコ!!

在校生が新宿近郊のスポットを訪れた記録「HAL生の社会科見学」のコーナー

学生広報担当
ゲーム学科 1年生 Uさん
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東京国立博物館で行われていた「古代メキシコ展」へ行ってきました(※9月3日までで会期は終了しています)
https://mexico2023.exhibit.jp/
(リンクは2023年9月現在)

学校が休みの時に、上野にある国立博物館にいってきました!
今回のテーマは「古代メキシコ文明」自分の全く知らない世界なのでワクワクしながら入場してみると、、、


小さな人形がお出迎えしてくれます♪


小さなマスク


巨大スクリーンで現地の様子を写すコーナーがありました


とうもろこしが主食だったそう


豊作を神様にお願いしてたらしい


名前「死のディスク石彫」
このディスクは太陽を表していて、古代メキシコ人は「日没は死、日の出は再生」という意味があるそうです


昔の人たちも球技を楽しんでいたことが分かる出土品
古代では球技は遊びではなく、宗教的儀式であったそう


当時の装飾品


戦士の像

以上古代メキシコの旅でした!
いろいろな知識を学ぶことができて大満足でした。
古代をテーマにしたゲームを制作するときに参考になりそう★

ガウディとサグラダ・ファミリア展

学生が新宿近郊のスポットを訪れた際の記事を紹介するコーナー
「HAL生の社会科見学」
今回は”東京国立近代美術館”です。

学生広報担当 CG学部1年生 Tさん

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「ガウディとサグラダ・ファミリア展」に行ってきました!

6月21日、電車に揺られて到着した竹橋駅、そこから暑い日差しの中を数分歩くと、東京国立近代美術館に到着です(ほんと暑すぎ)。平日の朝だったにも関わらず、すでに行列ができていました。幸い、早めに並んでいたので入るのに時間はかかりませんでした。皆さんもできるだけ平日に行きましょう!

さて、ではさっそく美術館の中にゴー!入ってすぐに出迎えてくれるのは、もちろん展覧会の看板です。

チケットを見せて、いざ中に!…えっ、撮影禁止…。ウソでしょ(そりゃそうでしょ)。

気を取り直して、展覧会を見ていきたいと思います。大まかな流れとしては、ガウディの生い立ち、ガウディの創造の源泉、そしてサグラダ・ファミリア聖堂とガウディです。

ではまず、ガウディの生い立ちから。
スペインのカタルーニャ地方のレウスで生まれたガウディ、そこからカサ・ミラ、カサ・バトリョ、サグラダ・ファミリアなど、多くの建築作品を残しています。その彼が学生時代に書いた設計図や影響を受けた本、そしてガウディ・ノートが並んでいます。ガウディ・ノートは彼が書いた、メモのようなもので、ものすごく細かいことが論文のように書いてありました。しかもこの後に続く、ガウディの創造の源泉への伏線にもなっていて、見せ方がうまいなぁと感心してしまいました。

次はガウディの創造の源泉です。
「人は創造しない。人は発見し、その発見から出発する」というガウディの言葉があるそうです。私も見たとき「いや、創造するが?」と思いましたが、展覧会を見ているうちにこれは事実であると感じました。なぜならこれがすべての建築のコンセプトになっているからです。宗教を考えた物語性のある建築、自然(例えば洞窟など)と融合した建築、彼の代名詞とも言える放物線を使った建築。すべてがこの言葉につながっていました。


《サグラダ・ファミリア聖堂、全体模型》2012-23年
制作:サグラダ・ファミリア聖堂模型室 サグラダ・ファミリア聖堂

最後にサグラダ・ファミリアとガウディです。ここではなんと写真撮影がOK!(カメラを持ってきた甲斐があったー)。

前置きが長かったですがここからがこの展覧会のメイン!ガウディがサグラダ・ファミリアにどのようにかかわっていたのかです。ガウディは二代目の建築家で、図面のみならず膨大な数の模型を作ってサグラダ・ファミリアを建造しました。支柱のデザインなどガウディが作ったものがサクラダ・ファミリアを支えているといっても過言ではないようです。
1939年のスペイン内戦終了後からは、なくなってしまった設計図を補うために、ガウディが残したわずかな資料を頼りに建設しているそうです。今でこそ3Dでいろいろとできてしまう時代ですが、頭の中であれだけのものを設計していることは、3Dを学ぶ一人の学生として尊敬しました。

あまり、書きすぎてしまうと行く楽しみがなくなってしまうと思うので、このへんで…。皆さんにもガウディの凄さを間近で感じていただきたいので、ぜひ「ガウディとサクラダ・ファミリア展」行ってみてください!

余談ですが展覧会の最後になぜか、コクーンタワーの写真がありました。なんか、現代の建築の中でガウディに関係あるとかないとか…。

https://www.hal.ac.jp/tokyo/topics/47005
※リンク先はHAL東京HP(2023年7月現在)

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二人目
学生広報担当 CG学部 Tさん

今回ガウディとサグラダ・ファミリア展へ行ってきました!場所は皇居の近くにある、東京国立近代美術館という場所です。竹橋駅から徒歩3分ぐらい、新宿から電車と徒歩で大体20分くらいで到着しました。個人的に博物館や美術館に行くのはとても久しぶりだったので楽しみでしたね。

6月の下旬の平日に行ったのですが、平日にも関わらず結構混んでいる感じでした。自分はそこまでサグラダ・ファミリア聖堂について詳しい事前知識を持たずに今回の展示に行きました。知っていることは、「なんかずっと未完成のままのでっかくてすごい建物」ぐらいしか知りませんでした。

展示内容としては、ガウディとその時代の背景から始まりガウディの創造の源泉、サグラダ・ファミリアの軌跡、ガウディの遺伝子といった流れで展示がされていました。会場内の前半の方に展示してあったガウディが製図した図面はとても繊細に描かれており圧巻でした。そんなガウディは、自身の建築に「歴史」「自然」「幾何学」を取り入れることにより、パラボラ・アーチなど、曲線が特徴的な建物や有機的なフォルムのデザインを生み出しました。

第3章「サグラダ・ファミリアの軌跡」という展示エリアでは撮影可能な場所となっており、そこではサグラダ・ファミリア聖堂の卓上燭台や、クリプタの磔刑像、サグラダ・ファミリア聖堂の全体模型等が展示されていました。個人的にガウディが大学の授業に出ずに図書館で資料を読み漁っていたというストーリーが好きでしたね(笑)


サグラダ・ファミリア聖堂、降誕の正面を飾る彫刻


外尾悦郎《サグラダ・ファミリア聖堂、降誕の正面:歌う天使たち》部分 サグラダ・ファミリア聖堂、降誕の正面に1990年-2000年に設置 作家蔵

サグラダ・ファミリアのイエスの塔完成まであと数年(2026年頃予定)まで迫っていて、内装や装飾の仕上げなど現在も進行中です。未完と呼ばれていたサグラダ・ファミリアが完成する日を楽しみにしています。(願うならば未完成の状態でも一度見てみたいですね!)

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ガウディとサグラダ・ファミリア展
会期:2023年6月13日(火)~9月10日(日)
場所:東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
開館時間:10:00~17:00(金・土曜日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし7月17日は開館)、7月18日(火)
※開催状況は変更になる可能性もあります。

最新の情報は随時展覧会公式HP(https://gaudi2023-24.jp/)をご確認ください。※リンク先は展覧会公式HP(2023年7月現在)

美術館の楽しみ方

HAL東京の学生有志がコクーンタワーの真向かいにある「SOMPO美術館」へ「美術館の楽しみ方」について取材を行いました。
案内してくれたのは学芸員の五十嵐先生です。

SOMPO美術館はコクーンタワーの横、十字路の反対側にある美術館です。

今回私たちは美術館に行ってみて、美術館ならではの絵画の見方や、時代背景にあわせた絵画ごとの画風の違いを学ぶことができ、美術館に行く前よりも多角的に色遣いや、人・モノの描き方を見ることができるようになったと思います。

今後美術館へ行くときは照明にも注目してみてください。美術館では照明の明るさ、光による作品の劣化を防ぐため暗くし、作品への負担を減らすようにしています。期間限定で公開される作品が多いのもそのためだと言われます。また作品は基本的にテーマごとに分かれて配置されていますが、同じテーマでも作者や年代が違うと全く違う作品になります。そういった違いを探すのも面白いと思います。

SOMPO美術館には世界に7枚しかない(うち1点は焼失)、ゴッホのひまわりが飾られています。ゴッホは自分の作品に満足することが無く、日々悩んでいたそうです。ひまわりにゴッホのサインがないのも満足する出来では無かったからだと言われています。もし、自分の作品に悩んだら同じクリエイターとして悩みを抱えていたゴッホの作品を見に行ってみてはいかがでしょうか。

SOMPO美術館
〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
展示の詳細は公式HP

取材の様子
取材の様子