1年間で最も読まれた本は??

2024年度(2024年4月1日~2025年2月28日)
コクーンタワー図書館貸出回数ランキング

<HAL東京>
1 入門CGデザイン : CG制作の基礎 大口孝之 [ほか]執筆 画像情報教育振興協会
1 ディジタル映像表現 : CGによるアニメーション制作 青木研 [ほか]執筆 画像情報教育振興協会
3 CGクリエイター検定エキスパート・ベーシック公式問題集 
  CGクリエイター検定問題集編集委員会 
4 ビジュアル情報処理 : CG・画像処理入門 ビジュアル情報処理-CG・画像処理入門
  編集委員会監修 画像情報教育振興協会
5 描きたいものを理論でつかむ ポーズの定理 篠房六郎 KADOKAWA

制作の入門書籍や検定の問題集がランクインしています。
HALでは図書の購入制度があり、学生が希望すれば読みたい本を図書館にリクエストする制度があります。
学習に必要な技術書や参考資料を探しに在校生は是非使ってくださいね。

ちなみに、コクーンタワーの図書館は姉妹校のモード学園や首都医校の本も見ることができます。
せっかくなので、姉妹校のランキングも紹介!

<東京モード学園>
1 最新!SPI3【完全版】柳本新二 高橋書店
2 あなたの身近な「困った人たち」の精神分析 : パーソナリティそのミクロな狂い
  小此木啓吾 大和書房
2 ISSEY MIYAKE ローランス・ベナイム 光琳社出版
4 デッサンアート フォーラム11編 遊友出版
4 Graphic design : 視覚伝達デザイン基礎 新島実監修 武蔵野美術大学出版局
4 20世紀ファッションの文化史 : 時代をつくった10人
  成実弘至 河出書房新社
4 Details 2000 : ファッションのための部分デザインイラスト集 
  ファッションカラー編集部編 日本色研事業
4 接着芯の本 : 失敗しない接着芯の選び方、はり方
  新家子敏子 文化出版局

<首都医校>
1 NANDA-I看護診断 : 定義と分類 T. ヘザー・ハードマンほか 医学書院
2 災害看護学・国際看護学 浦田喜久子編 医学書院
3 術中/術後の生体反応と急性期看護 竹内登美子編著 医歯薬出版
3 ソーシャルワークの基盤と専門職 : 共通・社会専門
  日本ソーシャルワーク教育学校連盟編 中央法規出版
3 ソーシャルワークの理論と方法 : 共通科目  
  日本ソーシャルワーク教育学校連盟編 中央法規出版
3 ソーシャルワーク演習 : 共通科目 
  日本ソーシャルワーク教育学校連盟編 中央法規出版

未来創造展 銀賞受賞作品(2年制)

作品タイトル
Anemos ~風鈴型「熱音響冷却システム」を起動せよ~

作者名
CG学科
園部 茉夏・李 榮仁・池田 未佳・井上 真希・大塚麻梨子・桑崎 森音・是澤 佑美・滝井 瞭子・山本麻祐子

作品はこちら
(リンクはYoutube・2025年2月現在)

1月に開催された未来創造展。
卒業学年による卒業制作展で、見事2年制チームの中で銀賞を受賞したチームの
リーダー園部さんにインタビューしました。

*チーム結成の経緯
チームの組み方はドラフト制でした。メンバーを選ぶ際には職種のバランスや技術力のみならず、最後まで責任をもって一緒に頑張ってくれる方を選ばせていただきました。あとは金賞を取った際に一緒に旅行に行けたら楽しそうなメンバーを独断と偏見で選んでいます(笑)

*HAL東京の授業で役立ったこと
2年生の前期のPW(映像制作の知識・技術を学ぶ科目)の授業が非常に役に立ちました。1年生の授業では個人制作しかなかったため、未来創造展の前に企画から映像をチームで作り切るという経験ができたことが非常に大きかったです。そこで出た反省点や新たに得た技術を作品制作に活かすことができました。

*制作で特に苦労したこと
専門職の人がいない職種(キャラモデルやリギング)を頑張って1から担ってくれたメンバーに負担が偏ってしまったことや、全員がフルで作業をしていたので全員休める期間がほぼなかったことです。

*作品で特に注目してもらいたいところやおすすめポイント
キャラクターの可愛さ、ストーリーの内容、綺麗なエフェクトの3点です。特に相棒ロボットのネモは今回の全作品の中一番かわいいキャラだと自負しています。

*作品制作を振り返って成長したこと・できるようになったこと・学んだこと
技術面も大幅に成長できたと思いますが、なによりも人として大きく成長が出来たと思います。チームメンバー全員がとにかく責任感が強く、向上心の塊だったので自分の気持ちもおのずと引き締まりました。特に報連相とコミュニケーションの大切さはチーム制作において何よりも重要なのだと学生のうちに学ぶことが出来て良かったです。

*入学を考えている方へ
HALでは技術力だけではなく、最後まで一緒に頑張ってくれるかけがえのない仲間が出来ます。就職活動も卒業制作も一人の力では限界があります。その限界を突破するきっかけになってくれる仲間や先生、環境がHALにはあると思います。

未来創造展 HAL大賞受賞作品(4年制)

作品はこちら
(リンクはYoutube・2025年2月現在)

タイトル:
幽玄と怪奇舞う「夢幻能・両月」 新しくも、古くあれ。

作者名:佐藤 優音・呉 鵑娟・岡南 陸愛・仙田 直人・千室 慧太・福島あかり・三浦 颯馬・宮﨑 希喜・八木 拓心・横山明日香

1月に開催された未来創造展。
卒業学年による卒業制作展で、見事4年制チームの中でHAL大賞を受賞したチームの
リーダー佐藤さんにインタビューしました。(ホロごえ賞とW受賞)

*チーム結成の経緯
今回の作品を制作するにあたり、これまで一緒に制作をしてきた仲間、そして以前から「ぜひ一緒に制作してみたい」と思っていた方々に声を掛けました。
共通していたのは、クリエイティブに対する熱意や誠意、高い技術や発想力を持つメンバーばかりだったことです。
それぞれが自分の役割を全うしながら、互いに信頼し合って作品を作り上げることができ、とても充実した制作過程だったと感じています。
チームの結成そのものが今回の作品の成功につながる大きな要因だったと言えるかもしれません。

*HAL東京の授業で役立ったこと
1年生の頃から専科でゲームエンジンに触れる機会があったことが大きなポイントでした。
内容は基礎的なものが多かったですが、基礎こそ独学では習得が難しく、しっかりと学習の土台を作ってもらえたことに非常に感謝しています。
実際に、今回の卒業制作でもゲームエンジンを使用しており、その経験が大いに活かされました。
早い段階から基礎を習得し、応用の技術や情報、それに伴う経験を積めたことで、制作をスムーズに進めることができたと感じています。

*制作で特に苦労したこと
とにかく量も質も求められるタスクを、知恵と勇気で乗り越えたことが印象に残っています。
この作品はカット数が多めで、それぞれのカットの制作カロリーもかなり高いものとなっています。
限られたリソースをいかに活用するか苦心しました。
そして、エンディングでは実写を使用しています。
実写の制作は誰も経験が無く難航しましたが、慣れないながらも美しい映像に仕上がるよう試行錯誤しました。
最初から最後まで、目を離さずにご覧いただければと思います。

*作品で特に注目してもらいたいところやおすすめポイント
本作では、能楽に触れたことのない方でも興味を持ち、自然とその世界に引き込まれるような仕掛けを随所に施しています。
作中に登場するあらゆるデザイン、そして物語を通して伝えるメッセージも、能楽を基としたものとなっています。
能楽に初めて触れるという方にこそご覧いただきたいです。

ですがやはり、企画からモデル、アニメーション、エフェクト、コンポジット、音楽に至るまで、すべての要素にこだわり抜いて制作しています。
視点を変えて何度も見返していただくことで、新たな発見がある作品になっていると思います。

*作品制作を振り返って成長したこと・できるようになったこと・学んだこと
卒業制作を通じて、「一本筋を通すことの難しさ」と向き合う機会が何度もありました。
しかし、最終的に笑うことができるのは、信じた道を貫き、耐え続けた者だけなのだと実感しました。

制作期間中、同じ空間で多くのチームがそれぞれの作品づくりに励んでいました。チームごとに制作の進め方や雰囲気は異なり、その様子を見ることで様々思案することが多かったです。
時には、どこかで妥協する方が楽で、周囲との衝突も避けられると感じることもありました。
しかし、その選択をしてしまえば、きっと自分自身が後悔することになる。そう確信したからこそ、貫くべき部分は貫き、最後までやり抜くことができたのだと思います。

*入学を考えている方へ
自分は特別すごい人間でも、偉い立場の人間でもありません。ただの学生です。でも、だからこそ「ただの学生なりの言葉」として、少しでも何か伝わればと思います。

この道を選ぶ方の多くは、「好き」という気持ちを原動力にしているはずです。
ですが、その「好き」が時に周囲の期待やプレッシャーを生むこともあります。「好きならできるでしょ?」と言われ、その言葉に違和感やプレッシャーを感じることもあるかもしれません。
でも、それは「好きじゃない」ということではなく、むしろ「本当に好きだからこそ」生まれる感情なのだと思います。
その違和感の正体を深く考えてみると、自分が何を本当に大切にしているのかが、より明確に見えてくるはずです。

大好きなものがある人は強い。だからこそ、その「好き」を大事にして、それを磨き、輝かせられる道を選んでほしいと思います。

HAL生の社会科見学『ゴミうんち展』

学生が新宿近郊のスポットを訪れた訪問記を紹介する
「HAL生の社会科見学」コーナー

今回は六本木にある21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2で開催中の企画展「ゴミうんち展」
へ出かけた学生さんより
ゲーム4年制ゲーム制作1年生 Aさん

この展覧会は世界のごみや排泄物について触れていて、循環や時代による変化に焦点を当てていると感じた。
展覧会の名前『ゴミうんち展』からわかる通りごみについて触れているがそれだけではなくカビなどの分解者についても触れていて広い目でごみや排泄物について知れた。紙コップを放置するとどうなるかなど人があまり触れないようなことも展示対象で驚いた。

ごみと言ったらビニール袋や先ほど挙げた使い捨ての紙コップなどが挙げられるがこの展覧会では鳥の巣や食べられない毒キノコなども展示されている。途中にあるごみ言葉、うんち言葉、トイレ言葉などが豆知識を知ることができる。

ごみうんちと聞くと大体の人が触れることができるアナログ的なものを想像すると思うが、この展覧会では実際には触れることができないデジタル作品もたくさん展示されていた。
排泄物の再利用についても展示されており、実際に作られたタイルにも触れることができた。

名前のインパクトからは思いつかないような内容の展覧会で、ごみや排泄物だけではなくその分解、再利用などにも触れていた。
ごみや排泄物はただあるのではなく循環しているということが分かった 身の回りのごみについて興味が湧いたし作られた工程、捨てられた後の工程を知ることができた。
ごみをただ魅せるのではなく、そのごみで何を作りどう伝えるかという製作者の感情が伝わった。

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企画展「ゴミうんち展」

会期:2024年9月27日(金) – 2025年2月16日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
休館日:火曜日(2月11日は開館)、年末年始(12月27日 – 1月3日)

https://www.2121designsight.jp/program/pooploop/
※情報は変更になる可能性があります。最新情報は事前にHPでご確認ください。