海外留学レポート

校費留学レポート
留学先 New York Film Academy LosAngeles
CG映像学科 Hさん
(2021年度卒業生)

授業が始まり1 カ月程経過しました。気温は未だ30℃を超える日がほとんどですが、湿度がかなり低いので同じ30℃でも日本と比べると涼しく感じます。学校の授業は現時点では初歩的な内容が多いので問題なくついていけていますが、授業スピードはかなり早いので英語の聞き取りに少し苦戦しています。また、1 授業が2 時間40 分となっているため、授業後の疲労感はとてつもないです。3 学期制となっており、1 学期目ではModeling, VFX,Texturing, Drawing, Animation などの科目を基礎からしっかり学んでいく形になっています。9 月で学んだことについて詳しく書いていきます。

モデリング
1 回目の授業ではMaya の基本的な操作の説明などがメインとなっていて、2回目の授業から本格的にモデリングが始まりました。1 年制のコースということもあり、授業の進捗スピードはかなり早いです。そして毎授業必ず課題が出されるので、週末などはほとんど課題をして終わってしまうことが多いです。2 回目の授業ではレゴのモデリングをやりました。押し出しツールを用いてのモデリングの仕方や、面取りのやり方やその必要性について勉強しました。その日の課題としてレゴカーを制作し、レゴのモデリングは終了しました。3 回目の授業からはイルカのモデリングがスタートしました。元々モデリングはあまり得意な方ではなかったので、少し苦労するのかなと思っていましたが、先生の丁寧な指導のおかげで綺麗に作れたと思います。4 回目の授業で目と口部分の制作をしました。

アニメーション
アニメーションの授業ではまず最初にアニメーションの12 の原則を勉強しました。アニメーションの12 の原則とは、Squash and Stretch ( 潰しと伸ばし)・Anticipation ( 予備動作)・Staging ( 演出)・Straight Ahead Actionand Pose-to-Pose Action( 逐次描きと原画による設計)・Follow Through and Overlapping Action ( あと追いの工夫)・Slow In and Slow Out ( 両端詰め)・Arcs ( 運動曲線)・Secondary Action ( 副次アクション)・Timing ( タイミング)・Exaggeration ( 誇張)・Solid Drawing ( 実質感のある絵)・Appeal ( アピール)、これらの基本的かつ重要な12 の原則のことで、この原則を学んだあとにBouncingBall のアニメーションを制作しました。来月からはもう少し本格的にアニメーションに触れていくと思います。

スカルプチャー
この授業では粘土を使って様々なオブジェクトを作ります。最初の課題は頭蓋骨の制作でした。簡単にできるものかと思っておりましたが、細かい部分の形づくりなどが思いのほか難しく序盤はとても苦労しましたが、最終的には良いものが出来たと思います。この授業での経験はモデリングなどに活かすことができるので今後も一生懸命やっていきます。

まとめ
今回レポートにまとめた授業の他には、Texturing, VFX, Drawing の授業がありますが、これらに関しましてはもう少し制作物がまとまったタイミングでレポートにさせて頂きたいと思います。9 月は授業が始まって最初の月ということもあり色々大変なことも多くありましたが、なんとか無事1 カ月を過ごすことが出来ました。今後は課題以外にも英語の自主学習なども積極的に進めていきたいと思います。時間のあるタイミングで、ハリウッドやサンタモニカなどの観光名所についてもレポートにまとめたいと思います。

☆☆☆☆☆☆☆ 校費留学制度 ☆☆☆☆☆☆☆
HAL東京ではグローバルな人材育成を行うための校費留学制度を設けています。
本学卒業後にアメリカの大学や専門学校に留学する制度で渡航費・入学金・学費1年分を学校負担で斡旋するものです。
今後も不定期に校費留学生として学ぶ学生からのレポートを紹介します。