校費留学レポ―ト12月

HAL 東京 CG 学科CG アニメーション専攻2年制課程 
2023 年度卒業生 Sさん
留学先: Vancouver Institute of Media Arts


▶ホストファミリーとクリスマス会をしたりクラスメイトと忘年会をしたり

12 月になり、あまり休む暇なくTerm 2 が始まりました。
ついに業界で使用度があがっているHoudini とUnreal Engine の授業が開始。新しいプログラムを同時に一気に学習する難しさにかなり苦戦していますが、基礎と自身の専門分野に必要な操作を中心に積極的に習得していきたいと思い取り組んでおります。
一方、課題や授業の合間にコツコツ作業を進めてきた自主制作のビンテージカメラをおおかた完成させることができました。
まだ気になる点がありますが、あまり時間を掛けすぎるのもよくないので一旦次の制作に進み、気分転換に追加作業をしようと思います。
年明けからはデモリール用の作品の制作を開始予定です。

Term 2 のMaya の授業ではインテリアのモデリングの課題が出ました。
今回の課題はフォトリアルをさらに追求することを目標に、映画『パラサイト半地下の家族』のトイレをリファレンスとして選びました。 デモリール作品として出せるように仕上げていきます。

エンバイロンメント・アーティスト(Env)になるためのフォトリアルなオブジェクトの自主制作は継続中です。
今回作ったビンテージカメラは様々な形、質感、テクスチャを一つのオブジェクトで扱えるという面で題材としては正解でした。
先輩アーティストの添削で、モデリングの腕は良く、スピードも早いのでテクスチャや質感設定に時間をかけて詰めるようにアドバイスをいただきました。(赤革の蛇腹のモデルは修正予定ですが…)
今までの私は「7 割~8割でもいいから期限に間に合うように早く仕上げて次に進む」という考えで作業をしていたので、細部にこだわる余裕がなく、粘り強さ、もあまりなく、完成度も中途半端だったという気づきがあったことがが自分にとってとても大きかったです。
もちろん、今後アーティストとして仕事をする上で納期が大切なので、限られた時間内でどれだけ細部をより詰められるかが今後の自分の課題になると感じました。
次の制作が控えているため、ビンテージカメラの制作は気分転換に作業をするなど、別でコツコツ続けていきます。

課題4つ
1Maya ( インテリアモデリング~2月まで)   
2NUKE プロジェクション(2D 画像を3D の空間で動かす)
3Houdini (SOPでカップケーキのモデリング)
4Matte Painting( Photoshop で合成)
・ 学習ソフト: Maya、Substance Painter、 NUKE、Photoshop、Houdini、Unreal Engine
・ 作業時間: 80 時間 
バンクーバーにきて4カ月、周りの人に恵まれ、助けられながら楽しい( 時に制作が苦しい…笑) 時間を過ごしています、残り8カ月と考えたらやはり時の流れの早さを実感しますが、まだまだ学べることがたくさんあるので、年末年始に少し休んでまた新たな気持ちで2024 年も頑張ります!

☆☆☆☆☆☆☆ 校費留学制度 ☆☆☆☆☆☆☆
HAL東京ではグローバルな人材育成を行うための校費留学制度を設けています。
本学卒業後にアメリカの大学や専門学校に留学する制度で渡航費・入学金・学費1年分を学校負担で斡旋するものです。
今後も不定期に校費留学生として学ぶ学生からのレポートを紹介します。